一枚板の結婚証明書をご検討の皆さま、
このページをご覧いただきありがとうございます!<製作担当の夫です>
私ども -結- は2025年3月に創業いたしました。
まだまだ勉強中で至らない所もあると思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。
さて、木の結婚証明書について勉強しようと他の作家さんの作品を拝見しますと
一枚板を未加工のままで販売されている方が多い印象です。
家具作家の私といたしましては
「そんなのありえな〜い」という感じなのですが
なぜありえないかと申しますと
「見た目が悪い」「手触りが悪い」「経年で変色&変形しやすい」からです。
プレーナーの跡やサカメを放置する = 未加工の状態のまま
自分の作品として販売するプロの家具職人や木工作家さんはいません。
未加工の木のイメージとは
「ホームセンターや材木屋で売っている木」と同程度の加工レベルです。
それのなにがいけないの?と思われるかもしれませんが、
加工したものとそうでないものの実物を見比べれば納得するはずです。
さらに付け加えると
未加工の木にオイルなどで塗装するのは木に悪影響です。
それなら未塗装のままのほうがまだマシです。
<解説> (専門的なのでご興味ない方は飛ばしてください)
表面が荒れた未加工状態のまま塗装すると
↓
表面のデコボコすべての面に塗料が染み込む
↓
余分な塗料を木が吸い込む&場所によって吸い込み量に差ができる
↓
余分な塗料を木が吸い込むと→オイル成分の経年劣化が早い&見た目への影響が大きい
吸い込み量に差ができると→場所によって経年劣化のスピードに差が生まれ経年で変な模様になる
↓
まとめると・・・
木が吸い込んだ塗料の経年劣化が早い&変な模様になります。
塗料が経年劣化すると色が変わります。色が変わると見た目が変わります。
鮮やかな色が徐々にくすんだ色になっていきます。
しかも全体が同じスピードでくすむのではなく、部分によって差ができてしまいます。
例えばサカメの凹みやプレーナーの横線の凹んだ部分は塗料を他の場所より多く吸い込んでしまうので色が他より濃くなって
さらに経年でそれがどんどん黒ずんで目立ちます。
<解説おわり>
一枚板を選ぶ時、
木の形や色がもっとも大事だと思います。
だけど加工レベルも重要です。
しっかり加工された木工品は見た目や手触りの良さに加えて
「割れにくい」「反りにくい」「動きにくい」「紫外線に強い」
そういう工夫も凝らされています。
先人たちが受け継いできた知恵が詰め込まれているんです。
このページをご覧いただければわかるように、
画像だけでもある程度は判断できます。
少なくとも「まったく未加工」な板はすぐに識別可能なはず!
っていうか、
未加工の板をそのまま使うということは、その他必要な処理もやっていないのでは?(例えば樹皮部分の処理、面とり、小口の加工など。)
冒頭でも書きましたが、「そんなのありえな〜い」です!
夫からは以上です。
ぜひご参考になさってくださいね〜!
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