結婚証明書にする一枚板について
「加工なんて当然みんなしっかりやってるに決まっているでしょ???」
プレ花さんにおかれましては
一枚板の加工のことまでお考えになる方は
とってもレアな方なのかなと思います
これを読んでいただくだけで解決しますので
最後までお付き合いください
冒頭の質問には
作家さん各々で加工レベルが違います
とお答えします
というわけで
木材の加工についてのお話を
もっともベースラインとなる加工は
「プレーナー加工」といいます
これは木材を両面とも平らにする加工のことです
木材屋さんやホームセンターの木は
プレーナー加工だけの素材がほとんどです
結婚証明書は2人に一枚あれば十分なものなので
他とは比べられません
だからもし
プレーナー加工のみの証明書が届いたとしても
「こんなものなんでしょうね」と
納得せざるを得ません
結婚証明書になる一枚板が
この必要最低限の加工をされただけで終わりなのは
家具職人としてはちょっとさみしいです
だからせめてプレーナー加工の時に
木に残ってしまうヨコ線(刃の跡)や
サカメと呼ばれる陥没(繊維がむしられた跡)くらいは
しっかりと除去しませんか?
でないと
オイルやワックスがその凹みに溜まり
ホコリを吸って黒ずんでしまいます
そして経年でそれがさらに目立っていきます
そしてなにより
見た目や写真うつりが悪いです
せめてもう少し丁寧に加工してほしいな
と思ってしまう作家さんもたまにいます
それでは加工レベルの見分け方です
最初に言っておきますが
これは専門的な話ではありません
画像だけでも違いは分かります
(荒い画像、ぼやかした画像、動画では分かりにくいです)
画像を拡大してみてください
木の表面に人工的なヨコ線はありませんか?
サカメの陥没はありませんか?
テカテカの塗料で誤魔化していませんか?
画像を編集してぼやかしていませんか?
木の表面をぜひじっくり観察してみて
丁寧に加工されているものを選んでください